11 Oct 2017
Dianaの藤野コーチによる、第35回全日本ジュニア新体操選手権大会(女子個人)のレポートです。
10月6日~8日まで千葉ポートアリーナで第35回全日本ジュニア新体操選手権大会が開催されている。6日(金)と7日(土)は男女個人総合が行われた。
個人総合優勝の座に輝いたのは、小池夏鈴選手(イオン)初優勝である。 初日、2種目を終え暫定1位であった小池選手は、最終種目まで集中力を切らすことなく、プレッシャーにも負けず演技を纏めた。 クラブの演技では、バランス難度は軸が良く取れていて明確であった。ローテーション難度については少し回転のスピードが遅く感じられたが、フォームは明確でカウント出来た。今シーズン数多くの試合を経験し、演技に熟練度が増してきた。 D6.900 E8.100 得点15.000 リボンは演技序盤のジャンプターンで投げるリスクでリボンが体の近くにまとわりつく。しかし、そこは冷静に処理し大きな減点には繋がらず、何もなかったかのように演技は続く。 続いての視野外での足投げリスクで大きく前に飛んでしまい走ってキャッチ。見ているものはヒヤッとしたが小池選手は冷静に対処していた。起こり得るミスを最小限にとどめた判断力は素晴らしい。演技終末のリスクは見事にピタリとキャッチ。 4種目を通して大きく崩れることがなくなった小池選手。今後更なる成長を期待したい。 D6.900 E7.950 得点13.950 4種目合計 58.750
2位に入賞したのは山田愛乃選手(イオン)。 初日を終えて3位からのスタートであった。